AI時代に動画編集の仕事はなくなる?現場の実情と伸ばすべきスキル
- 11月 04, 2026
- by
- vcs
こんにちは、永瀬です。
今回は、YouTubeのQ&Aでいただいた「AI時代に、動画編集の仕事はなくなってしまうんじゃないか」という質問にお答えします。これから動画編集を始めたい方にとっては、とても気になるところだと思います。僕の予想というよりも、AIが普及してから実際に僕らの現場で起きていることをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
結論:仕事はなくなっていない。ただし中身は変わってきています
先に答えをお伝えすると、「動画編集の仕事はなくなる」と言われ始めてから2年以上経ちますが、僕らの仕事は全然なくなっていないというのが実情です。ただ、簡単な編集の依頼が減るなど、仕事の中身は変わってきています。これからは基本的な編集スキルに加えて、AIには作れない部分を磨いていくことが大切です。
AIの普及で、実際に何が変わったのか
簡単な編集の依頼は減ってきた
正直に言うと、変わってきた部分はあります。簡単なテロップ入れのような、シンプルな編集はあまり依頼されなくなってきました。
一方で、手がかかるものや、少しクオリティが高いものの依頼は、変わらずあり続けています。
商品やサービスが増えたぶん、動画の依頼も増えている
AIの普及によって、人々の仕事のスピードも上がってきていると思います。プロジェクトを立ち上げたり、企画したり、商品を作ったりするスピードが上がり、いろいろな会社がより多くの商品やサービスを展開するようになりました。
そして、その商品やサービスのプロモーションには動画が必要になります。すごく簡単な仕事はなくなってきた一方で、クライアントさんが打ち出す商品やサービスが増え、それに付随する動画の依頼が出てくるので、結局仕事はなくなっていません。むしろ、一時期はすごく増えたこともありました。
リアルの場の価値が上がり、撮影や配信の依頼も多い
AIによる自動化やWeb上でのやり取りが増えた一方で、最近はリアルでの会合やイベント、セミナーといった機会の価値が高くなってきています。僕らはライブ配信や撮影もやっているのですが、そういったものの依頼は結構たくさんあります。
AIで作れる動画が増えるほど、人の手が必要になる理由
AIによる動画編集の自動化はどんどん進んでいます。ただ、クライアントさんにとっては、他社との差別化が欠かせません。
AIで作れるレベルの動画は、世の中にどんどん増えていきます。そうなると、みんなが同じ土俵に立ってしまいます。そこから抜け出すためには、少し手を加えた動画が必要になる。だからこそ、結局は人の手が加わった動画が求められている、というのが実際のところです。
「AIで動画が自動化されたら、動画編集者は必要なくなる」というのは、少し安直な考え方だと僕は思っています。
これから動画編集を始める人が身につけるべきスキル
では、これから始める人は何を身につければいいのか。まずは基本的な動画編集のスキルから始めて大丈夫です。そのうえで、AIでシンプルに効率化できる部分は取り入れつつ、プラスアルファとしてAIには作れない部分をスキルアップしていくことが大事になります。
動画編集の力をもう少し細かく分けると、次のようになります。
- マニュアル的に編集ができる、基本的な力
- デザインの力
- 動画の構成を考える力
- 演出や世界観を作る力
このうち、構成の面白さや演出、世界観づくりといった部分は、自動化では作れないところです。人が手を加えていく部分だからこそ、ここを磨いていくことが、これからの動画編集者にとってすごく大事だと思います。
AIによる自動化は怖がらず、自分で使いこなす側に
AIによる自動化の進化は本当に目まぐるしく、テロップ入れが一括でできるなど、ある程度の編集はどんどん自動化されています。
ただ、今実際に自動化を進めているのは、世の中で販売されているソフトというよりも、動画制作会社や動画クリエイターが、AIエージェントなどを使って自分のために自動化ツールを作っているケースが多いんです。僕らもそうで、自社の作業を効率化するために自社のツールを作っています。今はそれができる時代です。
一方で、世の中にある動画編集ソフトで、自分の作りたい動画を一括ですぐに自動で作れるかというと、現時点ではそういうものはないと思います。だからこそ、自動化を怖がるのではなく、むしろ自分で作って使っていく側に考え方を切り替えたほうがいい。難しく感じるかもしれませんが、意外と簡単に作れます。
まとめ:恐怖よりも、まずは始めてみてほしい
AI時代に動画編集の仕事はなくなっていませんが、中身は変わってきています。基本的な編集スキルはもちろん必要で、そこに人の手を加えていくことで、クライアントさんが求めるクオリティや差別化につながります。自動化ツールも、自分に合うものは意外と簡単に作れるので、怖がらずに取り入れていってほしいと思います。
世の中では「AIで仕事がなくなる」という話がよくありますが、実際にはその通りになっていないことも多いと感じています。たとえば、最初に仕事がなくなると言われていた弁護士などの士業が、逆に今は忙しいというデータも出ていたりします。AIで調べることはできても、最終チェックはやはり人に確認してほしい、という依頼が出てきているからです。僕らも、動画編集の仕事はまだまだたくさんあると感じています。不安はあるかもしれませんが、これからやりたいと思っている方は、ぜひ挑戦してみてください。
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